エッセイ
統計学に学ぶ モテ㊚モテ㊛ その②
エッセイ
※全国6,000人の男女を調査した統計データになります。
左の数字は全体に対する数値を表します。
右の数値は、分析結果の割合を示しています。
左と右の数字の差が大きければ大きいほど、分析結果の傾向が強いことを表します。
【女性編】
■ファミレスで季節限定メニューを注文する女性は合コンでモテる!?
女性全体 25.8% 対して 合コンでモテる女性 33% (7.2%UP)
ファミレスのメニューに限らず、私たち日本人は【季節限定】という言葉に弱いんですね。なぜかというと、日本には四季があるから。ところが常夏の国ではこれが成り立ちません。日本なら夏季限定が多いパパイヤもマンゴーも、一年中あります。だから、限定感がないのでありがたみも少ない。
考えてみれば、日本人が好きな初詣やお花見、花火大会、そういうものはすべて季節限定なわけです。『ああ、今年の桜はもう見納めだな』とか『そろそろサンマの季節だな』とか、一年中、そんなことばっかり考えているんですね。
要するに、日本人の心の根底は、常に時間が流れている。そして、過ぎた日々はもう二度と戻ってこないという無常観がある。だから一期一会を大切にする。
もう、言いたいことがだいたい分かっていただけたと思います。つまり、合コンとは、まさに一期一会精神の発露の場なわけです。
今日、こうしてここに何人かの男女が集まったのも何かの縁かもしれない。もしかしたら、もう一生あうこともない人たちかもしれない。だったら、この出会いを大切にしようと・・・。
そういう心がけの女性が、合コンでモテないわけがない。そう思いませんか??
■カラオケでドリカムを歌う女性は男性に尽くす
女性全体 19.4% 対して 貢ぎ体質な女性 25.1% (5.7%UP)
これなどはもう、理屈抜きで『わかる、わかる』となる人が多いのではないでしょうか?
上目遣いで『ねぇ、どうして~♪』などと『LOVE LOVE LOVE』でも歌われた日には、相当カタブツというか意思強固な男性でも、ついフラフラとなってしまうことは火を見るよりも明らかです。
その辺りの事情は女性も良く分かってやっているのでしょうから、向こうがドリカムで来たら、そのアンサーソングとしてミスチルの『365日』とか福山雅治の『家族になろうよ』あたりをぶちかませば、これはもう鉄板でしょうが、その気じゃない時は冗談でも歌わない方が良いと思います。
いずれにせよ、ガチガチなフェミニストと言いますが、ウーマンリブの闘志みたいな女性や、男になんか尽くしてたまるかみたいな女性は恐らく歌わないでしょうから、そういう意味で、カラオケにおけるドリカムはいいリトマス試験紙になるのではないかと思います。
【男性編】
■モテる男性は『もしドラ』を読んでいる
男性全体 9.1% 対して 合コンでモテる男性 18%(8.9%UP)
合コンにせよデートにせよ、やはり『話題が豊富』なのはモテる男の第一条件と言えます。
とう言うわけで、とりあえず流行モノには目を通しておこう、話題にキャッチアップしておこうという努力が、この結果から透けてみえます。
ちなみに『もしドラ』というのは『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの【マネジメント】を読んだら』のこと。
日本のドラッカーブームに一役買いました。ある種、社会現象を巻き起こしました。
この手の本を読む人の心理にあるのは、原典を読むのは面倒なので、エッセンスだけを知りたいという下心でしょう。要するにいいとこ取りをしたいわけですね。ラクして実を得たい。
まさに、ラクして異性と出会っていい思いがしたい。そのあたり『もしドラ』を読むモチベーションにあるのではないでしょうか??
■ダウニーの香りの柔軟剤を使っている男性は合コンでモテる
男性全体 12.7% 対して 合コンでモテる男性 23.4% (10.7%UP)
『ダウニー男子』がなぜ合コンでモテるのか・・・??
ただいい匂いがするだけでは説明しきれない。ある理由が隠されているんですね。
来ている服からダウニーのにおいがするということは、彼はひとり住まいではない。つまり実家暮らしである(母親が洗濯している)確率が非常に高いことが、まず推測できるわけです。
ダウニーは輸入商品なので、日本の一般的な柔軟剤よりは値段が高い。つまり、これを使用する人はかなりお洒落に関心の高い人=お金持ちの可能性がある。
要するに、着ている洋服からダウニーの香りがする男性は、実家暮らしのお金持ちのお坊ちゃんであるという推測が成り立つわけです。
意識するしないにかかわらず、そのお金のにおいを女性は嗅ぎ取っているのだと結論づけられるのではないか??
第三弾もお送りしていきます!!