エッセイ
『行動』を変えないと何も始まらない。。。
エッセイ
『何度も婚活イベントにいってもカップルになれないのです・・・。』 そういって、数カ月前にAさんが相談に来られたました。
Aさんは前向きな性格でルックスも悪くありません。 それなのに、なぜ成果がでないのか?? 不思議に思って話を聞くと、うまくいかない訳はすぐに分かりました。
Aさんは、典型的な『一方通行の会話が多い』タイプだったのです。
婚活の出会いの場には、いくらお話しが上手でも相手の話を聞く力がなければコミュニュケーションをとることができません。
Aさんもそのことを分かっています。 しかし、実際に女性を目の前にすると自分を知ってもらおうという気持ちが強く、一方的な会話になっていました。
Aさんの場合、婚活で成果のでない原因は『相手の話を聞かないこと』で、解決策は『相手の話を聞くこと』です。
ここまで、自分で分かっていながら、解決策を実行に移さなかった。
これでは上手くコミュニュケーションをとることができないのも当たりまえです。
じつはAさんのように、解決策が分かっているのに実行できずに足踏みしている人は少なくありません。
実行できない理由はいろいろありますが、その考え方を分析してみると、 『意識さえ変えれば上手くいく』 と思いこんでいることが大きいのです。
世の中の多くの人は、とくに自分を省みることなく日々を漠然と過ごしています。
その点でいうと、『このままではいけない。』、『自分を成長させよう』と意識を持つだけで一歩前進といえます。
ただ、意識そのものは現実の物事に直接の影響を及ぼしません。 物事を変える為には、実際に『行動』を起こす必要があります。
つまりまず意識を変え、行動の変化が現実の世界を変えるのです。
ところが意識を変えることが出来ても、そこで満足してしまって、実際の行動に移らない人が多い。だから結果がでないのです。
例えるなら、勉強をしようと決意した学生が参考書を買っただけで勉強した気になるようなものです。
いくら前向きな意識をもっていても、実際に勉強するというアクションを起こさなければ合格はできません。
ちなみにAさんは、様々なノルマや目標を設定して、日々我々と一緒に自己管理をし動き始めました。
その結果、女性との会話は当初のぎこちなさはなくなり、コミュニュケーションをとることがスムーズになられました。
そして、数カ月後にイベントに参加して見事にカップルになられました。
Aさんに足りなかったのは、特別なスキルでもありませんでした。
欠けていたのは、行動だけです。日々の振り返りで前へ前へ前進して成長したのです。
実践が伴ってこそ結果も変わるのです。 頭で考えるだけでなく、実際にアクションを起こせるかどうか。それが、自分を変えられる人とそうでない人を分けるのです。